人頭税


 私がいた小学校では授業の一環で島の御嶽や歴史について学びます。

 高校生になった今どこまで理解することができるのか、人頭税は宮古人としてより深く知っておいた方がいいと思ったので、調べて感じた事を私なりに書きたいと思います。

人頭税石

★琉球王朝が薩摩藩の支配下となり、当時琉球王朝が差別的な扱いをしていた離島に、1673年~1903年までの約260年間、厳しい税の取り立てが行われていました。〔この徴収は琉球が薩摩へ納める税が軽減したにも関わらず、離島には厳しいシステムを継続していました〕

 

★その税の徴収方法が15歳~50歳を対象に140cm~145cmほどの石より身長が高くなると税を納めるというシステムです。


島の人々を長い間苦しめた人頭税石がこちらです。 

 実際にみると小学生ほどの大きさでしょうか、昔は今より小さいとは言っても昔140cmはかなり小さくない限り超えると思います。

 


人頭税のそばにある看板

 こちらには、石についての情報がわかりやすくまとめられています。

 やはりネットには更に深く経緯や廃止活動などが載っていて、知れば知るほど宮古島の先祖の強さを感じます。

 言い伝えですが、税の徴収が厳しく、耐えられなり身長を小さくするために脚を切ったい人もいたという話もありました。

 どれだけ過酷だったのかがうかがえます。

 こように人頭税について知っていくと、様々な抗争の中で先祖の方々が戦い命を繋いでくださったと思うとこれまでの歴史が今を生きる私たちと無縁ではないことを改めて感じました。

 

 インターネットで調べてみるのもいいですし、約360年前から変わらぬ姿で触れることもできますので、ぜひ機会がありましたら行ってみてください。


人頭税の位置情報です